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岡 宏&クリアトーンズ・オーケストラ岡 宏&クリアトーンズ・オーケストラ
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◆徹底してプロのステージを再現

生オケが人気なのは、プロ歌手のショーのような気分を味わい、まさにスターになりきって歌を唄うダイゴ味、これが応えられないからでしょう。 昔は生バンドだと半分以上の人がまともに唄えなかった。 唄い出しがわからずリズムに乗れず、伴奏にドンドン置いて いかれる。我々もホント苦労しました。 素人の皆さんが、いきなりプロ仕様の譜面で唄ったわけですからね。 うまく唄えなくても確かに無理はなかった。ところが今では100人中99人までがしっかり唄える。 ここ15年ぐらいの間にすっかりカラオケに馴れ、歌の勉強をして驚異的に音感が良くなった。 すべてカラオケの功績。これはすごいことだと思いますよ。


ビックバンドフルバンドの楽しさ素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいんです。


現在、クリアトーンズではホーンセクション(トランペット等)を加えた本格的な フルバンド編成の音響を提供するだけでなく、照明、構成までステージングはすべてプロ仕様。徹底したプロステージの再現でアマチュアの人達に喜んでもら っています。どうせなら徹底的にやったほうが豪華だし、いい記念にもなるでしょう。僕たちとしては皆さんが心から生の音を楽しんでくれれば本望。やっぱり生の音は違う。フルバンドってすごいよなと、アマチュアの皆さんの伴奏を続けているのもフルバンドの楽しさ、素晴らしさをわかってほしい。そういう気持ちがあればこそなんですよ。

昔はプライドが無いのかとよく言われた。でも僕もメンバ ーも音楽が大好きですからね。好きな音楽にプロもアマもない。フルバンドの楽しさをみんなで味わいたい。だから、これからもアマチュアの皆さんの夢をドンドンかなえてあげたいと思っているんです。 実は僕の手元には6万~7万曲ぶんの譜面のストックがある。これは自分でもすごいことだと思う。まさにクリアトーンズのかけがえのない財産です。これ だけの譜面があるからクリアトーンズは皆さんに重宝されているんですよ。ぜひこれを機に、もっともっと多くの方々にフルバンドのダイゴ味を味わっていただきたい。それといい機会なのでぜひ言わせてください。生バンドで唄うと皆さん確実に歌がうまくなる。これは絶対です。それはなぜか大きな理由があるんです。6~7万曲の譜面のストック。財産だ。


◆生バンドのすすめ

①体験すると確実に歌がうまくなる
ベテランのプロ歌手の皆さんの中で、人気が衰えない人は、たいてい専属のバンドを持っておられた人。 これはどういうことかわかりますか。生バンドで唄うということは、歌がうまくなるだけでなく声が衰えない。 生きた伴奏の中で唄ってきたから声に持続性があるんです。生の音って生きてるんですよ。 生きた音のエネルギーの中で唄う歌は、カラオケ伴奏だけで唄う歌とは比較にならないほどバイタリティにあふれている。だから違う、だからうまくなるんです。 これは体験してみればすぐに肌で実感できるはずです。


②カラオケだけでは乏しくなる表現力
これはぜひ覚えておいてほしい。 ふだんカラオケで唄い馴れている人は、テープの音の中で唄っているうちに、おのずと限界を自分で作ってしまうんです。つまりテープの範囲内で歌をまとめてしまおうとするんです。 それが感情表現にも表 われ、その範囲内の小さな感情の出し入れとなり決して伸び伸びとした表現にはならない。要するに、乏しい表現でしか歌を唄えなくなっているんですよ

③生だと音感が必ず広がる
歌をテープの範囲内でまとめてしまうために自分が出せる音域の範囲内で楽をして唄っている。 しかし生バンドで唄ってみると、アッという間に半音から一音は平気で音域が上がってしまうんです。これはぜひ知っておくといい。自分で考えている以上に音域は広いものなんです。 え、自分はこんなに高い声が出せるのか、これが俺の歌かと再発見し、ビックリする人も多い。 ふだんセーブし、抑え込んで唄ってしまっていることに気づかない、みんな思い込みがあるんです。 でも生だと歌がドンドン開発されていく。その効用が大きいんですよ。

④隠れた個性が自然に出る
生バンドで唄う最も特徴的な点がこれ。 カラオケだと、あくまでも表面的な悲しさしか出せない。音の奥行きがないので平たい感情しか出せない。 でも生だと立体感のある感情表現がしやすい。それぞれの個性が素直に出てくるんですよ。 生の会場、生の演奏、当然 生の感情も自然ににじみ出てくる。そしてその感情表現は内から素直に出てくるもの。決して教えられたものじゃない。つまり、それぞれのオリジナリティー、自分の色が自然に出るのが生バンドの演奏なんです。これがカラオケとの最大の違いでしょう。

⑤観客も夢を見られる
ふだんフルバンドの音なんて生で実感することがないでしょう。 いい音を聴くチャンスが少ない。カラオケと生の違いを肌で実感し、唄う人だけでなく聴く側もみんなイキイキとした表情になる。 聴くだけでも夢を見られて、ホント、いい思い出になるんです。

⑥頑張り過ぎるのが唯一の欠点
生バンドでも気後れせずに堂々と唄われる人が多い。でも必要以上に気負い、頑張り過ぎる人がいることも確か。うまく唄おうという意識ばかりが先走ってしまうんですね。 気持ちはよくわかります。コツは、やはりふだんの練習にあり。 ふだんからイントロの時に気持ちを入れる癖を身につけること。 歌の感情はイントロから既に始まっているんです。生のステージでは、なおさらイントロはひとつの見せ場でもある。イントロで感情がしっかり入っていれば、ステージ登場の立ち居振舞い、そして一礼に至るまで、一つの絵として歌の形を 見せることができる。 生ではこうした絵作りを意識することも上手な歌の観せ方ですからね。

◆ここだけの話
自分の個性で伸び伸びと、自然体で唄える人が僕は好きだなぁ。 一番つまらないのはプロの歌をそのままなぞる人。でもアマチュアの場合、およそプロのCDを 聴いてそのままなぞる人が多いね。でも、CDって実はプロ本人も聴き返したくないケースが多いことを知っておいてほしい。 レコーディングの歌というのは、まだ出来上がっていない歌であることが多いんです。 歌というのは唄い込むことで完成されていくもの。だからCDの歌はまだ未完成という言い方もできる。 未完成の歌を真似するなんてちょっと変ですよね。

◆カラオケファンへのアドバイス

浮気をしないこと。新曲ばかり追わず一曲を集中して唄い続けることが大切。 この歌を唄わせたらこの人が一番。そういわれるようになってほしい。 プロは一曲を何万回、何十万回と唄い続けるんです。一曲を極めた人は何を唄っ てもうまいものなんですよ。 あと、さっきの続きになるけど、たいていの方が自分の個性をなかなか出せないのは、CDばかりなぞって練習するから。 もしアマチュアでも自分のオリジナルを持ったとしたら、これはもう自分の個性で唄うしかないでしょ。 生バンドはそういう個性を出すチャンスでもあるということなんです。 歌は物真似じゃない。妙に器用に唄ってしまうより、下手でも個性を出している人は、後ろで演奏していても楽しいし、うれしい。わずか3分のお付き合いではあるけれど、それが唄い手とバンドとの素晴らしいコミュニケーションだと思う。

◆最後に

心のゆとりをもって楽しく歌に取り組んでほしい。あまり真面目にやりすぎて苦にならないように。 下手でも楽しい、そういう雰囲気をみんなで盛り上げていけたら最高なんだけどね。 僕は、フルバンドの楽しさを知ってほしいという気持ちが第一なんだけど、もう一つ、演歌の灯を消したくないという思いもある。 だからアマチュアの皆さんと一緒に盛り上げていきたいんですよ。 それとクリアトーンズは、国内や海外で一応定期的なコンサートはやっているんだけど、もっともっとコンサート活動をしていきたいよね。これが僕の夢なんですよ。 発表会や記念祭などで生バンドを呼んでみたい方は相談してください。









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